第2回キャスティングスポーツ全日本選手権終了しました

キャスティングスポーツの日本一を決める文字通りの頂上決戦といえる全日本選手権が、5月16・17日の2日間に渡って開催されました。選手たちからほとばしる熱き思いを冷ますかのごとく降り始めた雨も、試合が進むに連れ雨雲とともに消え去り、真夏を思わせる青空の下、熱戦が繰り広げられました。大会成績は、こちらからもダウンロードできます。→ 2015AllJapanResult

今回の大会も千葉県野田市での開催となりましたが、またしてもはるばる長崎、大阪、仙台からと、全国各地から強豪が集まってくれました。本来のスケジュールでは、今年の全日本選手権は7月に北海道で、と計画していたのですが、9月にチェコで開催される世界選手権の”日本”代表選考会の予定が決まらなかったこともあり、今大会を5月に急遽組み込んだことや、サーフキャスティング等の他のカテゴリーの大会と重なった事などから、残念ながら昨年の大会参加者数よりも少なくなってしまいましたが、古くからキャスティングスポーツを楽しんでおられる方々のご参加をいただき、より幅の広い層に浸透しつつある手応えを感じることができました。

特筆すべきは、齢80歳で現役選手の猪狩選手の活躍でした。全種目開催の大会でしたので、待ち時間が多かった猪狩選手でしたが、その間にも黙々と練習を続けておられて、参加種目が始まるまでの時間を有効に使って、コンディションの調整をされていました。

そしてもう一人の漢は、加登選手です。大会直前に入院、前日に退院したことで、当初は出場を諦めていましたが、出来る限りやってみる、との思いで全種目出場を果たしました。6種フライ両手投げ距離種目の5.2mのロッドも片手で振り、1種フライ正確度種目に至っては、1番ターゲットに4回当てる作戦で20点狙い、かと思いきや、最終のウェットラウンドで固定されている左手を上手く使いながらメジャリングをして、最終的に30点までスコアを伸ばしました。
これも単に「キャスティングスポーツを心底愛しているから」できる技といえるでしょう。感動しました!

さて、詳しいご報告は、成績表がまとまったところで改めて更新させていただくことといたします。
とりあえず、JCSF事務局は、ここからは8月のWorld Cupに向けた準備にシフトさせていただきます。大会まではあっという間です。海外からの選手をむかえるにあたり、やらなければいけない準備が多々あります。国内大会であれば、各自持参が当たり前になっているタープ、テーブル、イスなどの手配や、バンケットの手配等々、いつもの下準備以上に手間がかかっております。また当日の選手の移動のことなども考えなければなりません。
当日、皆さんにもいろいろとお手伝い頂く必要がでてくることも、多々あるかと思われますが、どうぞよろしくお願いいたします。こちらも詳細につきましては、案内が整い次第、逐一更新させていただきます。

キャスティングスポーツの熱い夏は、まだまだ始まったばかりです。日々の練習に励んでいただき、まずは8月1日に備えてください。そして、来日する選手たちの胸を借りつつ、簡単にメダルを渡すようなことがないよう、頑張りたいと思う次第です。

 

JCSF事務局