中途半端な記事ですみません

中途半端な記事ですみません

ちょっとまとめきれていない記事なので、近日中に書き直します。

数日前に2011年世界選手権フライ片手投げ距離種目決勝を記事にしたところ、以外なところから反響がありました。

進化するキャスティングスタイル

チェコのKarelからメッセージが飛んできて、何かというと「2011年のときと今とでは投げ方変えてるよ」と。ちょうどこの大会の後くらいから新しいスタイルに変えたようなのです。その投げ方は、今度の大会のときに詳しく聞いてくることとします。というように、キャスティングフォームやテクニックも、時代とともによく変わるのです。

オープンボディスタイル

「ドイツ投げ」と呼ばれていたThomas Maireが1996年頃に話してくれていたのは、その頃のドイツで主流となっていた【Open Body Style】でした。シュート直前のタイミングで足の蹴りから続くロッドを曲げてそのパワーをループに乗せる力の向きを、体を屈することなく腕からロッドティップに、ループに伝える投げ方です。体を曲げてしまうと力の向きが下方向に向いてしまうのを避けるため、胸から上に突き上げるように見えるスタイルです。これもテキストではよくわかりません。今のようにYouTubeやデジカメがない時代でしたので「写るんです」の連写タイプのカメラを送って、現像したフィルムをお繰り返してもらったりして研究していました。

若手に教える流れができている欧米

アメリカにはキャスティングポンド(池)が各地に存在し、それを管理するクラブがあるため、そこに集まるメンバーが中心となって若手を育てる仕組みができています。Maxineちゃんなどが最近ではいい例です。Steveもそういう環境で育ちました。同じようにドイツ、チェコ、ポーランド等は、キャスティングクラブが各地に存在しています。残念ながら日本には、そのような仕組みがまだ育っていません。新しいメンバーを、若手を取り込んでいく仕組みづくりも必要になってきていますし、その受け皿となる枠組みも必要です。

新しい入り口として

フライ種目には「Fly Castingカテゴリー」があり、Trout AccuracyやTrout Distance種目は、初心者の方にも入りやすい入り口となっています。自分が持っている道具で気軽に参加できます。プラグ種目の場合は、まだそのようなルールはありませんが、Facebookの投稿をみていると、オーストリアやスイスでも若手発掘のための大会が数多く開催されているようです。アレンバーグのターゲットと遠投を組み合わせたキャスティングゲームなども開催されています。近くで見ると大きく見える76cmの黄色い円盤も、いざ投げてみると小さく見えてしまうのが、キャスティングスポーツ。なかなか当たらないと「つまらない」となってしまいがちです。アレンバーグのターゲットでオーバーヘッドキャストの組み合わせは、昨年出演させていただいた「シューイチ」でKAT-TUNの中丸くんたちにも挑戦してもらいました。彼らの運動神経の良さもあるのかもしれませんが、それほど外すこと無く当てられる、なかなかいい仕組みだと思いました。そういう枠組みの気軽に参加できるゲーム性の高い入り口を、JCSFでは今年から採用していきたいとも考えています。