競技用フライラインが届きました
2000年前半からつかってきたAirflo社製の競技用フライラインですが、20年経ったところで工場の機械が壊れたことにより、小ロットのラインの製造ができなくなったようです。この2年かけて別の製造メーカーを探すとか、規定だけ決めて自作ラインOKとするようルールを変更するとか、ICSF側でもいろいろと対応していたようですが、昨年イギリスのフライラインメーカーとの話し合いの末、新しい競技用フライラインを使うことになりました。
昨年の世界選手権でサンプルを持ち帰り、その後オーダーをかけたものが届きましたので、ご案内させていただきます。
今回入荷してきたのは1種2種で使うシングルハンド用のラインのみです。6種用T120はまだサンプルをテスト中で完成していません。
今回のフライラインは、以下の3種類がラインナップされています。
・T-34 B24 14.5m 34g (ベリーの長さは24f)*女子選手推奨
・T-38 B27 15.5m 38g (ベリーの長さが27f)
・T-38 B40 15.5m 38g (ベリーの長さが40f)
今回の予約販売時のJCSF会員価格 17,000円(送料別)*非会員の方は20,000円(送料別)とさせていただきます。
ICSFからの説明では、B40がオレンジラインのテーパーに近づけてある設計、B27はより先端にウェイトを寄せているタイプ、とのことです。T34は女子向けとのことですが、正確度種目で使うのもいいのかもしれません。
JCSF主催の大会でのフライラインの使い分けについて
2025年11月に開催されるICSF総会の場で、国際ルールが定まることになっていますが、それまでの間、特に各国での対応については、各国に任せるとされています。JCSF側で持っているオレンジラインの在庫はT120が2本のみ、となっています。そのため、本来であればルールを変更するべきかと思いますが、すでに手元にあるラインがいきなり使えなくなるのも競技者への負担を増やすことになります。JCSF競技運営委員会の方々と、対応について協議を重ねています。方針が固まり次第、改めてご案内させていただきます。