ルール改正につきまして
JCSFメンバー各位
2015年10月に開催されたICSF総会において話し合われた2016年度以降のルール改正について、ご報告させていただきます。幾つかの種目のルールに変更がありましたので、そのご報告と、あえて変更せずに残す部分についてご説明させていただきます。
一番大きな変更は、1種フライ正確度種目において、リーダーの先端部分、ティペット部分の直径が、今までは0.45mm以下となっていたものが、0.50mm以下、と少しだけ太くなりました。また、「明るい色」とされている指定色に「黒色」が正式に加わりました。「黒色」の採用につきましては、1種のティペット部分の他にも、プラグ・ディスタンス種目のリーダー(力糸)でも使用可となりました。
2種フライ片手投げ距離種目のフライラインは、国際ルールではラインの長さの調節が「カットのみ」となり、コーティングが剥がれた部分を修理したり、繋ぎあわせて重さを調整する、という改造が不可となってしまいました。競技の公平さをより求めるには有益な改正となるかもしれませんが、競技用品が普及しきっていない日本の現状を考えると、繋ぎあわせたラインがまだまだ使われているのが現状です。よって、2016年度は今まで通り、フライラインを修理して使うことも可、といたします。
1種のフライラインの選定ですが、国際ルールでは事実上、競技用T38フライラインのみを使うこと、となってしまっています。しかし、競技の普及を計りたいと考えているJCSFでは、初心者の方にも気軽に試していただけるような、今持っている道具、で参加できるようにとしたいことから、T38以外にも明るい色のフライラインであれば国内大会に限り使用可、といたします。これにより、フライキャスティングルールにある、『シートラウトディスタンス』に使っている道具で、試しにやってみることができますし、もちろん、いつも釣りで使っている道具で参加することもできます。フライキャスティング種目からJCSFの大会に参加しはじめた方々にもICSFルールに挑戦していただきたいと考えておりますので、どうぞご参加下さい。
JCSF事務局