陸奥からのご案内
JSC陸奥の活動報告が届きました。寒い中でもアツく切磋琢磨する面々、お近くの方は是非次回の練習会等にご参加下さい。
“陸奥”とは…
JCSFを知ると間もなく耳にするであろう“陸奥”のワード。これはJCSFに属するJSC(ジャパンシューターズクラブ/主に関東を拠点に活動するキャスティングクラブ)の東北メンバー及びその活動地域を指します。
陸奥シューターズの誕生
ーー遡ること2008年。
孤独にアングラーズキャスティングの練習に励む、ある一人の陸奥男(当時27歳)がいた。その男が偶然、はたまた必然、キャスティングトーナメントに興味をもった。来る日も来る日もネットで情報収集。ある日、かの有名な陸奥ロッドビルダーを見つけ、男はその日のうちにビルダー宅のインターホンを鳴らす。そんな陸奥男の珍業が全ての始まりだった。
彼らはすぐに意気投合、“陸奥シューターズ”という小さなキャスティングチームを結成。定期的な練習会を企画しメンバーを集った。
JSC(ジャパンシューターズクラブ)結成
その年、間も無く開催されるビルダー主催のアングラーズイベントで男は、トーナメント界の現役名選手4名と出会うことになる。無論陸奥男にとって彼らは宇宙の果ての存在だった。
それは毎年開催される東北最大級のアングラーズイベントだった。だがその年はあの“岩手・宮城内陸地震”がイベント周辺地域を襲った。そのため2日間開催されるイベントの集客は例年を遥かに下回り、結果して陸奥男にとっては最高の出会いの場と化したのだった。
陸奥男は帰宅後、嫁に自慢をする。キャスティングどころか釣りもやらない嫁を前に、名選手にもらった4枚の名刺を丁寧に並べ。すげーすげーと興奮冷めやらぬ思いの丈を夜通しぶつけたのである。
それからというもの、名選手達から競技のいろはを学び2009年、陸奥男はキャスティングトーナメントのデビュー戦出場を果たした。時は同じく2009年、前年陸奥男が衝撃の出会いを果たしたあのイベントの季節がやってくる。この年、同イベントでまた一人、今度はある陸奥女(当時28歳)がキャスティング競技の魅力に取り憑かれた。
陸奥女はキャスティングどころか釣りもやらない。ただ、このイベントで“トーナメンター”と呼ばれる名選手のおじさんたちが得体の知れない白い台に立った瞬間、得体の知れない棒と得体の知れない紐のようなものを自分の体のあらゆる箇所で長さを計りながらそれらを操り、得体の知れない水がはられた5つの的を目がけ次から次へと爆音を鳴らす様は何だか。さっきまでのおじさんとは別人、その計り知れない格好良さと一投一投に注ぐ得体の知れない莫大なパワーの、虜になったのだ。それはまるで、戦隊モノに憧れを抱く子どものように。
もうお気づきだろうか。この陸奥女、一年前に陸奥男が帰宅するなり思いの丈をぶつけたあの“嫁”である。2010年、陸奥女はあの得体の知れない的当て、“第1種目フライ正確度”でデビュー戦出場を果たした。
今では練習会・合宿、更にはキャスティング競技会を開くまでに成長した陸奥軍団。技術は無論そんな「いろは」を、あの時の名選手たち…当時は想像すらし得ない“仲間”と呼べる現在のクラブメンバーが、“陸奥”を育ててくれたのだ。
そして今でもあの時のビルダーが、陸奥の大きなバックボーンなのである。
– – – – – – – – – –
これはJSCの歴史のほんの一部であり、また“陸奥”と呼ばれるものの解説である。
陸奥に集合!
陸奥では月3回くらいの練習会・年に2回の競技会の他に、不定期(年に5回くらいはやっちゃうよ!)の楽しい合宿を開催してます♩
先週末にも1泊2日で開催された陸奥合宿。連日雪が散らつき、暴風雪警報も出てたとか。アナウンスが直前だったこともあり関東組は全滅、陸奥メンバーも仕事等の調整がきかず参加者は男子2名、女子3名、ジュニア女子1名(その他ちっこい男児4名放牧)。
※現在陸奥では陸奥女が女子トーナメンター増員中。
目指すはそれぞれ、 爆釣? 日本一? 世界一?
お問い合わせ(を飛び越えてのご参加!も)、どしどしお待ちしております!
– – – – – – – – – –
その昔、陸奥男が起こした珍業はバカだね〜と未だ語り継がれます。しかしバカになれると広がる世界があります。
遥か遠い海の向こう目指してシュート!の意を込めて。