World Championship 2014

World Championship 2014

Webサイトを作り直すにあたって写真を整理しています。膨大な写真の中から、ちょっと気になったものをご紹介させていただきます。今日はJCSFとして初めて参戦したポーランドで開催された世界選手権のデータの中からいくつか。競技中のしゃしんというよりも、オフショット的なものを集めてみました。

表彰式の直前です。メダルとトロフィーが並んでいます。トロフィーは優勝者用です。かなり豪華なものですね。台座にはプラグもついています。このときは副賞としてスポンサーからのお土産もありました。

チョコレートと紅茶にインスタントコーヒー、そしてポーランドといえば、ウォッカです。大会を運営するということは、こういうことまで準備をしなくてはいけないのかと思いながら、写真を撮っていた記憶があります。

ディスタンス競技を開催しているときの1枚です。風速の計測中です。赤い旗が上がっているということは、3m/sを超えているのでしょう。各コートの審判は、選手が投げるときにこの旗を確認しつつ、今の記録が世界記録対象となるかどうかも見極めておく必要があります。日本では未だ瞬間風速計は導入していませんが、このような取り組みを参考にしつつ、導入する方向で検討しています。

選手のタックルボックスを覗かせてもらいます。乱雑なのは世界共通、いや彼のボックスはきれいな方かもしれません。
多くの選手は、このようなアルミのツールボックスを使っています。さすがに全種目の道具はここには入りきらないので、スポーツバッグも一緒に持ち歩いています。真ん中に見えているのは、子供用の自転車の車輪に6種用のフライラインを巻いてあるようです。巻きぐせを着けないように、の配慮でしょうか。

こちらも同じような感じです。このときは5種スピニング片手投げ距離種目の競技中だったので、プラグ用の道具が目立ちます。良く使う工具類はフタ側に収納していて、リーダー用のラインが右側に並んでいたり、左側には替えスプールでしょうか、ケースにはいって並んでいます。ちょっとした秘密が隠されていたりするので、なかなか全部を見せてはくれませんが、まぁチラ見程度、ということで、ご参考までに。

シークレットといえば、シークレットブーツ。そういうブーツを履かせている選手もいました。こちらの写真です。

チャンピオングリップの難点として、今のエッグシェイプのリールが着けられないという問題を解消するために、リールフットのしたに下駄を履かせてセットしていたのは、スイスのMarkusです。このときも8種で優勝した選手のシークレット。傍から見ていてどう考えてもあのリールは着けられないはずなのに、何故?と気になったので聞いてみたら、なんと、こんな改造をしていたのでした。やはりみんな、考えています。

このリールは右手巻きですが、昨年のスペイン大会では左手巻きに変えていたMarkus。そのことに気がついたのは帰国してからだったので、同じような改造がなされているかは不明ですが、使っているグリップは同じなので、おそらく履かされていることでしょう。

リールの自作もそうですが、大会に出場している選手たちは1cmでも遠くに飛ばそうと、1つでも多くの的に当てようと、いろいろな工夫をしています。それらが技術革新につながって、ダブルフォールやスイング投法などのテクニックが生まれたりしています。実釣にも役立つ、このような革新を産み出すかもしれないキャスティングスポーツです。大会の会場で勝手に他人の道具を触ったり、試合直前のリールを勝手にイジったりしたりするようなことさえなければ、多くの選手はその創意工夫をシェアしてくれるというものです。さすがに投てき直前だと、試合に集中しているでしょうけれど、それ以外の時間帯であれば、気軽に声をかけてみても大丈夫です。2月にも大会がありますので、大会見学、お気軽にご参加下さい。

第19回JSCキャスティング競技会 in 北羽鳥