2017年HCK第18回北海道オープンキャスティング競技会レポート
関東では梅雨明けを思わせる真夏日が続く中、梅雨がないと言われる北の大地で「第18回北海道オープンキャスティング競技会」が開催されました。
この競技会は「北海道キャスティング倶楽部(HCK)」という、北海道のキャスティング競技の礎を築き、多くの名選手を輩出し、今尚、熱い情熱を持って活動しているメンバーやサポーターの方々の協力で運営されてきました。
その回数も今年で18回目、18年となりました。「あと2年で20回目20年です!!」との湊さんの言葉に、それを感慨深く思う声も聞かれ、ここまでの長い歴史と皆さんの絆の深さを感じました。
そんな熱いメンバーのせいなのか、涼しいはずの北海道なのに、何だか暑い「旭川」を舞台に和気藹々としながらも、勝った負けたを楽しむ大人たちが、予想外の快晴に身も心も「丸焦げ」ながら、気まぐれな「神居の杜」の風に翻弄された二日間となりました。
大会1日目
初日はEV3・4・5・7・8・9が行なれました。
出場選手が少なく、ちょっと寂しい感じではありましたが、世界選手権を控えた2選手(加登・櫻井)の参戦で緊張感のある中で競技は進んでいきました。
先週のWCの疲れなのか、2選手とも結果に満足は出来ない様子でしたが、本番に向けて確実に調整を進めている様子でしたので、残りの期間で数段ギアを上げて、世界選手権では結果を出してくれることでしょう。
そんな中、EV7では、北海道の「今井選手」が僅差の勝負を制し勝利されました。
古希を迎えられてもまだまだ現役で、競技を続けられている「今井選手」がこの競技が「生涯スポーツ」であることを証明してくれています。
大会2日目
2日目はEV1・2・6、フライキャスティングカテゴリー(トラウト・シートラウト・サーモン)が行われました。
EV1では、「川村選手」が初のパーフェクトを達成!!
(前夜に秘策を得たとか、得ないとか・・・)
EV2では、地元旭川の「古川選手」との接戦を制し、「加登選手」が勝利しました。
EV6では、EV2の悔しさを晴らすが如く「古川選手」が勝利し、”古川スマイル”を振り撒いていました。
午後から行われたフライキャスティングカテゴリーは、北海道では人気が高く、同様に選手のレベルも高く、これで勝つのには「神居」を味方にし「風と仲良く」することが鍵になります。
しかし、グルグル回る風に投擲方向が決められず、投げる方も、測る方も右往左往することになりました。
トラウトディスタンスでは「名人川村」と「職人古川」を抑え「櫻井選手」が僅差の勝利。
シートラウトディスタンスでは、慎重に投擲方向を決め、リーサルウェポンを投入した「古川選手」が勝利。
(EV2より飛んでたりして・・・)
まだまだ日の高いうちに、無事に競技会は終了しました。
あんなに回っていた風も、お約束のように今では安定し、焦げた身体を心地良く冷やしてくれます。
別れの言葉を名残惜しく交わしながら、「次は恵庭だね」と秋の競技会に気持ちは向っていきます。
でも、どうせこの後「くら」でソフトクリーム食べるんでしょう。
と、思いながら、関東からの二人は「職人古川」に先導され、夕暮れのひと時を、山上湖の畔で楽しむために帰って行きました。(ソフトは昨日食べたってさ)
当日の成績表は、こちらをご参照下さい