FlyFisher誌で、キャスティングスポーツが紹介されています

フライフィッシング専門誌「Fly Fisher」3月号にて、昨年開催されたJSCキャスティング大会に来日したAlenaの紹介記事、及び「超ショートホールテクニック」の記事が掲載されています。欧州の選手の多くが、フライ片手投げ距離種目でホールする側の手を最後に胸のところで止めてしまうスタイルで投げています。これが今回、掲載されている「超ショートホールテクニック」です。

ホールを長く引いてしまうと、その分ロッドが反発するタイミングにティップ側とバット側とでズレが生じてしまうため、リストダウンを最後の最後まで我慢して、はじき出す瞬間にグリップを支えるリストを倒しつつ、同じタイミングで約30㎝、ホールすることでティップ側から曲がる部分のパワーをきれいに使うことで、尖ったループを放出することができる、テクニックです。

子供の頃からずっと練習してきているAlenaは、保持したラインをリリースした後のフォロースルーを後ろまで持って行くため、一見長く引いているようにもみえてしまいますが、「気持ちとしては顔の前を通り過ぎたところで離す、それくらい短いと意識するくらいでちょうどいい」と言っていました。

ドイツのコーチのOlafも「2種で重要なのは、右手よりも左手」と断言しています。もちろん、右手できれいにループを作ることは最低限必要なことでしょう。しかし、一歩先まで飛ばすためには、左手のテクニックを磨く必要がある、ということだと考えられます。

今年は8月に、Alenaを始めとする欧州の選手たちが、来日して競いあう大会も計画されることになっています。そこで、実際に「超ショートホール」から生み出されるループを見ていただきたい、と考えています。もちろん、その前に練習を重ねていただいて、大会にも参加しつつ、レクチャーを受ける、ということもできるでしょう。

FF3月号には、すぐに外に出て試してみたくなる、そんな内容が盛りだくさんです。ぜひお買い求めいただいて、ご自身のスキルアップにご活用ください。

 

JCSFの会長が運営するBlogでもご紹介いただきました

http://blog.livedoor.jp/su_san_suzuki/archives/68302490.html